使いやすいUI・二要素認証・SAMLによる
シングルサインオンが必要だった
GMOトラスト・ログインを検討された背景についてお聞かせください。
(小澤さま) 背景には、クラウド導入推進に対応するセキュリティ対策があります。
テレビ東京グループでは、2011年にGoogle Workspace(当時はGoogle Apps)を導入したのを皮切りに、クラウドの活用やSaaSの導入を推進してきました。SaaS型グループウェアへの対応は、放送業界の中ではかなり早い部類かと思います。
Google Workspaceと合わせて、不正アクセス対策としてID管理製品を利用していましたが、2019年を境に2点の課題が浮上しました。
1点目は、在宅勤務制度の発足です。会社オフィスだけでなく自宅での就労が制度として許可されたことにより、二要素認証の必要性を感じました。
2点目は、SAMLアプリ対応です。以前のID管理製品では、当社が利用するSaaSへのSAMLログインに対応していなかったため、統合的な認証の仕組みを提供するのが難しい状態でした。
このため、高まるセキュリティ脅威に対応するために「二要素認証」と「SAMLでのシングルサインオン」が行え、かつ約2,800人の従業員とスタッフ(従業員以外の就労者)がパソコンやスマホからも容易に利用できるIDaaS製品の検討を開始しました。