はじめに、株式会社交通新聞社の事業や、ご担当者さまの業務について教えてください。
交通新聞社は、1958年の設立以降、JRをはじめとする交通機関の時刻表や書籍・雑誌の出版、新聞などの定期刊行物の発行を手掛けています。 私は専任SIとしてインフラからシステム周りの保守・運用・管理を担っています。
デスクトップからノートパソコンの入れ替え、
持ち出し可能で直面した「認証の課題」
シングルサインオンを検討し始めたきっかけは何でしたか?
トラスト・ログインの導入検討当時、ちょうど社内で利用しているパソコンの入れ替えのタイミングがあり、デスクトップからノートパソコン、OSもWindows 7からWindows 10へ移行、さらにOffice 365の導入が決定しました。 ノートパソコンになることで、スケジュール確認やメールといった業務も社外で利用できるように利便性の向上を目指しました。その一方でデバイスの持ち出しリスクによる「会社の情報資産へのアクセス環境」に懸念が生じ、その時にベンダーに「シングルサインオン」を提案して頂いたのがきかっけでした。 当時は大阪、名古屋などの各支社がある中で、いずれもデスクトップパソコンだけを設置していたので、物理的にも社内からのみの環境でした。また、社内ネットワークからのアクセスに限定しているシステムが主体だったため、IPアドレスでのアクセス制限が必要機能と考えていました。