1. SSO/IDaaSのGMOトラスト・ログイン
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導入事例

SaaS導入推進でユーザーが管理するパスワード数が増え管理・運用が課題に
GMOトラスト・ログインでID・パスワードを集中管理、問合せ件数を9割超削減

株式会社 八芳園
執行役員 経営担当
経営管理部 部長

薮嵜 正道 さま

株式会社 八芳園
情報システム

豊岡 若菜 さま

使いやすさを重視した結果、GMOトラスト・ログインを採用

GMOトラスト・ログインを導入された経緯についてお聞かせください。

(豊岡さま) 国産の製品ならび海外の製品をあわせて検討しました。当社で実現したいのは、「各SaaSにログインする際のセキュリティ向上」と「パスワードリセット対応負荷軽減」だったので、「機能が豊富だがコストが高い」製品は選定から外しました。また、「使いやすい」ことも重視しています。

(薮嵜さま) 当社では過去に「使いにくい」ことが理由で、導入したシステムが十分に活用されなかったことがあります。ここからの反省として「UIが分かりやすいこと」を特に重視しています。具体的には、「あらゆる機能が備わっているが、複雑で高額な製品を1つ導入」するのでなく、「必要な機能だけ備わっていて、シンプルで手ごろな製品を複数導入」するようにしています。こうした条件を満たす製品を選ぶことで、従業員が継続的に利用してくれることが分かりました。

(豊岡さま) GMOトラスト・ログインの営業担当者さんと最初に打ち合わせをしたのが2019年10月ですが、同月からすぐにトライアルを開始することにしました。最初は少ない人数でトライアルを実施し、機能や使いやすさに確信が持てたため、2020年1月に正式採用しました。現場への導入は2020年2月から3月にかけて実施しました。

導入プロジェクトはどのようは進められましたか。

(豊岡さま) 基幹システムの更改タイミングと、GMOトラスト・ログインを導入するタイミングを合わせました。ここでは、GMOトラスト・ログイン上で「管理者が各システムへのパスワードを設定し、ユーザーにパスワードを教えない」設定が役立ちました。「基幹システムを利用するには、GMOトラスト・ログインを必ず経由する必要がある」ようにすることで、GMOトラスト・ログインを全員が利用するようにできました。

また、GMOトラスト・ログインの使い方を動画で教える研修プログラムを作成し、「再度まで見ないと『研修完了』にならない」ようにして、各人の理解度を高めるようにしました。また、社内コミュニケーションのプラットフォームとなっている LINE WORKS からマニュアルや資料をすぐに見られるようにしました。

(薮嵜さま) 組織としては、私が管掌する情報システム部と総務部が担当しました。現在も、問題発生時には両部門が連携して対応するようにしています。

(豊岡さま) 大多数のスタッフはスムーズに導入できました。特に若いスタッフはスムーズに移行してくれました。BYOD(個人機器の業務利用)のスマートフォンのOSが古いことで、対応が必要なスタッフもいましたが、ごく少数でした。

GMOトラスト・ログインの利用環境と管理、利用されているアプリについて教えてください。

(薮嵜さま) 当社では、従業員と委託スタッフを合わせて800名程度が勤務しています。この中でパソコンやスマートフォンで何らかのシステム利用が必要なスタッフは450人程度です。この450人全員がGMOトラスト・ログインを利用しています。利用デバイスは、Windowsパソコンとスマートフォン (iPhone、Android) 、タブレットです。

(豊岡さま) GMOトラスト・ログインで利用しているアプリは全部で15程度です。特に利用が多いアプリは、Kintone、ブライダル業界向けパッケージ、それから社内で作成した独自アプリです。これ以外には、キングオブタイム、Box、 first call 、クラウドサイン、SmartHR、カオナビ、トレタ、Zoom、楽楽精算、b→dash、LINE WORKSなどを利用しています。

なお、従業員各人がアプリを自由に登録できるようにはしていません。業務効率化のために利用したいアプリがあれば、各個人がこっそり使うのでなく、ベストプラクティスを部門で共有して正式に組織として利用してほしいと考えているからです。

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続いてのページでは、GMOトラスト・ログインを実際に導入してみての効果や感想についてお伺いします。