使いやすさを重視した結果、GMOトラスト・ログインを採用
GMOトラスト・ログインを導入された経緯についてお聞かせください。
(豊岡さま) 国産の製品ならび海外の製品をあわせて検討しました。当社で実現したいのは、「各SaaSにログインする際のセキュリティ向上」と「パスワードリセット対応負荷軽減」だったので、「機能が豊富だがコストが高い」製品は選定から外しました。また、「使いやすい」ことも重視しています。
(薮嵜さま) 当社では過去に「使いにくい」ことが理由で、導入したシステムが十分に活用されなかったことがあります。ここからの反省として「UIが分かりやすいこと」を特に重視しています。具体的には、「あらゆる機能が備わっているが、複雑で高額な製品を1つ導入」するのでなく、「必要な機能だけ備わっていて、シンプルで手ごろな製品を複数導入」するようにしています。こうした条件を満たす製品を選ぶことで、従業員が継続的に利用してくれることが分かりました。
(豊岡さま) GMOトラスト・ログインの営業担当者さんと最初に打ち合わせをしたのが2019年10月ですが、同月からすぐにトライアルを開始することにしました。最初は少ない人数でトライアルを実施し、機能や使いやすさに確信が持てたため、2020年1月に正式採用しました。現場への導入は2020年2月から3月にかけて実施しました。
導入プロジェクトはどのようは進められましたか。
(豊岡さま) 基幹システムの更改タイミングと、GMOトラスト・ログインを導入するタイミングを合わせました。ここでは、GMOトラスト・ログイン上で「管理者が各システムへのパスワードを設定し、ユーザーにパスワードを教えない」設定が役立ちました。「基幹システムを利用するには、GMOトラスト・ログインを必ず経由する必要がある」ようにすることで、GMOトラスト・ログインを全員が利用するようにできました。
また、GMOトラスト・ログインの使い方を動画で教える研修プログラムを作成し、「再度まで見ないと『研修完了』にならない」ようにして、各人の理解度を高めるようにしました。また、社内コミュニケーションのプラットフォームとなっている LINE WORKS からマニュアルや資料をすぐに見られるようにしました。
(薮嵜さま) 組織としては、私が管掌する情報システム部と総務部が担当しました。現在も、問題発生時には両部門が連携して対応するようにしています。
(豊岡さま) 大多数のスタッフはスムーズに導入できました。特に若いスタッフはスムーズに移行してくれました。BYOD(個人機器の業務利用)のスマートフォンのOSが古いことで、対応が必要なスタッフもいましたが、ごく少数でした。