1. SSO/IDaaSのGMOトラスト・ログイン
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導入事例

SaaS導入推進でユーザーが管理するパスワード数が増え管理・運用が課題に
GMOトラスト・ログインでID・パスワードを集中管理、問合せ件数を9割超削減

株式会社 八芳園
執行役員 経営担当
経営管理部 部長

薮嵜 正道 さま

株式会社 八芳園
情報システム

豊岡 若菜 さま

セキュリティ強化に加え、パスワード問合せ件数を9割削減

GMOトラスト・ログインを利用してどのような効果がありましたか。

(豊岡さま) 大きな効果が2点ありました。

1点目は、セキュリティの向上です。

GMOトラスト・ログイン導入前は、各SaaSやシステムへのパスワード管理は各従業員にゆだねられていました。各従業員がそれぞれのSaaS側でパスワードを設定する場合もあれば、各システムのパスワードを情報システム部側で用意することもありました。このため、パスワードを使いまわすなど、不適切な管理を行っていても、情報システム部としては追跡できない状態でした。

GMOトラスト・ログイン導入後、従業員がSaaSにアクセスするパスワードを集中管理し、従業員に各SaaSのパスワードを教えない運用を実現しました。このため、従業員が「複数SaaSに対し同じパスワードを使い回す」「各SaaSへのパスワードを安全ではない状態で保存する」といったリスクがなくなりました。

2点目は、情報システム部員の生産性の向上です。

GMOトラスト・ログイン導入前は、1日平均で5件のパスワードリセット対応が発生していました。1件あたり平均10分の時間がとられていたので、1か月20営業日で計算すると100件、16時間40分がパスワードリセット業務に取られていたことになります。

GMOトラスト・ログイン導入後は、従業員が管理するパスワードが減少したため、パスワードリセットが「月に数件」と以前の1/10以下になりました。これにより、情報システム部員が業務時間をより優先順位の高い事項に充てることができるようになりました。

(薮嵜さま) 当社では今後も、Microsoft 365 (Office 365) をはじめとした、各種SaaSの導入を予定しています。今後のSaaSの新規導入する際には、「従業員に各SaaSへのパスワードを教えず、必ずGMOトラスト・ログインを利用」し、セキュリティをより強化していきたいと考えております。

(編集部注)Microsoft 365をはじめとするSaaSにおいて、SAML認証の対応も可能です。

(豊岡さま) また、新入社員が入社した際にも、利用するSaaSやアプリは全てGMOトラスト・ログインからの利用を必須にしています。

GMOトラスト・ログインで欲しい機能や期待などあればお知らせください。

(薮嵜さま) 一度、認証システム (Authenticator) を利用したOTPのオプションを利用しました。今後はより簡単に二要素認証 (2FA) が実現できればと思います。

(編集部注)2021年の早い段階で、プッシュ認証をリリース予定です。これにより、スマートフォンに表示される画面をタッチするだけで、二要素認証が可能となります。

GMOトラスト・ログインの導入を検討されている会社に一言お願いします。

(薮嵜さま) 多くの企業では、費用対効果を厳密に計算し、社内の決裁に時間をかけてSaaSを導入しますが、SaaSの多くは初期導入費用が安価です。よって、「クラウドサービスを導入するハードルを下げ、まずやってみる」ことが大切だと感じています。社内の決裁に時間がかかると、ニーズやソリューションも変化し、生産性を向上させるタイミングを逃してしまいます。

レストランや飲食業などは、まだまだデジタル化の余地が大きい業種ですが、こうした企業ももっとクラウドサービスを導入して、業界全体の底上げとなればよいと感じています。

(豊岡さま) 情報システム部の目線から申し上げると、「無料でも利用できるので、悩むなら一度入れてみた方が良い」と思います。GMOトラスト・ログインは分かりやすく使えるので、IT機器に不慣れな従業員が多い業界ほど役立ちます。

ありがとうございました。