導入事例

クライアントからの信頼を高めるために「DX推進委員会」が発足

はじめに、エイジェックグループの事業・強みについて教えてください。

(青木さま)当社は株式会社エイジェックグループという会社を母体に、幅広い分野における「人材の総合プロデュース企業」として、仕事はもちろん雇用の創出や教育といった面まで手掛ける会社です。元々は人材派遣から始まった会社で、株式会社エイジェックグループでは全体的に総合BPO事業（Business Process Outsourcing）を主に行っています。例えば行政からの入札や、身近な所では昨今のパンデミック時のワクチン接種会場の手配から、会場にいる医療関係の運営管理担当や誘導係といった人材、さらにワクチンの管理、必要なコールセンターも弊社の中で対応など、全てゼロからまとめて請け負っています。このように総合的なBPOを全て対応できるのが、弊社の事業の強みです。

その他、グループ会が43社あり、農業関連法人や、スポーツに関する出版・映像メディア会社やグッズ制作会社、行政書士法人・労務士法人の士業法人もあります。自社で社会人野球チームを持っていることもあり、アスリートのセカンドキャリア支援といったことも手掛けています。対応する業界や業務は幅広いですが、それぞれ特化した知見を活用しながら、BPOを展開しています。

今回IDaaS導入の指揮をとられることとなった背景をお聞かせください。

(青木さま) 今回弊社の中でDXを推進していく運びとなり、社内的に「DX戦略推進委員会」というものが立ち上がりました。
このプロジェクトの発足背景としては、１つが対外的に行政関係の受託事業や先のワクチン接種関連の人材・BPO事業でクライアントからセキュリティ対策が求められるというのがきっかけでした。 もう１つは、社内的に今後多様な働き方を展開できるよう対策を講じよう、といった背景です。今までの体制や仕組みではなかなか在宅ワークが難しいため、パンデミックが落ち着きを見せてきたこのタイミングで全体を改めて見直そう、と動き始めました。

メンバーとしてはグループ代表・一部の役員を筆頭に、私や米澤、他３名で構成されています。元々私が電子入力関係のBPO事業のグループ会社におり、日頃からシステムやIT関連の相談を受けることが多く抜擢されました。米澤は社内のインフラ周りを全て統括して対応してるため、情報収集やサービス選定をして、委員会で提案し決裁を得るという形で進めています。