迫るデバイス入れ替えのタイムリミット、
目指すユーザーが使いやすい環境整備
情報システム部門の皆様や現在ご利用いただいているユーザー様で、 GMOトラスト・ログインを使ってみて感じる効果やメリットはありますか?
(細川さま) やはり一番はAWSの複数アカウントのスイッチロールが非常に楽になったというのが大きいです。
ユーザー側ですと、SAML連携でアプリ毎にMFAする必要がなくなったのでとても楽になったと聞きますね。SaaSごとに設定されたAuthenticatorツールの項目を押下して数字を入力する作業は特に面倒なので、個々の作業が減ることで使い勝手が良くなったと思います。
また、弊社ではユーザー毎にデバイスを支給しているため、 PCの立ち上げに必要な Active Directoryのパスワードだけ覚えればトラスト・ログインが利用できるので、これも利便性に寄与しているんじゃないかなと思います。
GMOトラスト・ログインに改善やこうなったらいいなと期待する点はありますか?
(細川さま)既にサービスサイトにリクエストさせていただいているのですが、3点あります。
1つが、金融庁系の独自URLのWebシステムのカスタマイズです。拡張機能の「独自アプリ登録」で対応できないWebフォームのため個別カスタマイズになるとは伺っているので、これもどうにかまとめてシングルサインオンにしたいと思っています
2つ目は、Active Directory連携機能で、購入済ライセンス数を自動超過する問題の改善です。設定しているセキュリティグループ内のアカウントに名前とアドレスを入れたら自動でトラスト・ログインに連携されます。たまたま別の管理者がActive Directoryを操作して名前とアドレスを入れてしまった場合に、不本意に購入ライセンス数を超えてしまいます。このようなアクシデントでの請求発生が起こらないようになったらいいなと改善を期待します。
3つ目が、アカウントに割り当てているIDパスワードがグループ間の移動の際にも引き継げるようになるといいなと思っています。トラスト・ログイン側のグループと連携するActive Directoryのセキュリティグループの関係で、部門内で異動しても上位グループに関連付けているIDパスは引き継げます。一方で、異なる部署への異動でも同じアプリを使うというケースだと引き継げません。アプリは残っているように見えても新しい空のアプリになってしまい、登録していたIDパスワードが消えてしまうという仕様が少々手間になるなと思い、うまく改善されることを期待します。